最近ロードバイカーが頻繁に訪れている場所があるとの情報を得て、現地を確認してきました。

山陽本線四辻駅の南側にある「銭の菓子本舗」は、山口市鋳銭司地域に古くからあるお菓子屋さんです。お店の名前は古代のお金の鋳造所があったという史実に基づき命名されたそうです。店内には幕末の志士「大村益次郎」をモチーフにした和菓子や、ケーキなどの洋菓子を販売されています。



お店の前には黒っぽいサイクルスタンドが1台と椅子やベンチ、テーブルまで並べられていて、ただ事ではなさそう。お菓子屋さんというのに、お店の入口には季節の野菜まで販売されています。

そしてお店に入るとたくさんの種類のお菓子が並んでいて、どれもおいしそうで目移りしちゃいます。

さて、本題です。
スタッフ「こちらのお店にサイクリストがたくさん集まっているという情報を得たのですが」
大田さん「ちょうど休憩地点になっているらしく、疲れを癒すためにここでお菓子を買って外で食べておられます。たまにコーヒーをお持ちしたりしていますよ」
スタッフ「あーお母さん、それ以上言うといつも出してもらえると期待されるのでそれ以上は・・・。えーっと、外にあるサイクルスタンドはどうされたのですか?」
大田さん「うちの元従業員が自作したものです」

なんとホスピタリティーの高いお店でしょうか!サイクリストや常連が立ち寄られるのでおもてなしをしていたら、いつのまにかサイクリストのオアシス的な場所になったということのようです。主にお店に立つ店長代理の大田さんは、非常に人間味のある優しいい方で、話しているととても癒されます。どうりでリピーターも多いわけです。
山口市鋳銭司には、グルメなサイクリストとお店の方のおもてなし精神によって生まれたサイクリストのオアシスがありました。
by 湾チーム

[取材協力]
銭の菓子本舗
山口市鋳銭司5476-3